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BlogIsHowMuch

鑑賞した作品のレビューやプログラミング系のネタをダラダラ書いていくだけのブログ

ゼロの焦点 (新潮文庫)

書籍 レビュー

紹介

ゼロの焦点 (新潮文庫)

ゼロの焦点 (新潮文庫)

 

あらすじ

 板根禎子は26歳。広告代理店に勤める鵜原憲一と見合い結婚した。紅葉が盛りを迎えている信州から木曾を巡る新婚旅行を終えた10日後、憲一は、仕事の引継ぎをしてくると言って金沢へ旅立つ。しかし、予定を過ぎても帰京しない憲一。禎子のもとにもたらされたのは、憲一が北陸で行方不明になったという、勤務先からの知らせであった。急遽金沢へ向かう禎子。憲一の後任である本多の協力を得つつ、憲一の行方を追うが、その過程で彼女は、夫の隠された過去を知ることになる。

きっかけ

 電車待ちのときに入った本屋で偶然この作品を見つけて、以前推理小説好きの父に松本清張の作品を勧められたことと、実写映画の印象的なPVを思いだして衝動的に買ってしまいました笑

感想

 全体的にスマートに、無駄がなく、よくまとめられた作品だと感じました。主人公の女の勘を絡めた推 理は論理的で突っ込みどころがありませんでした。ただもう少し驚愕の展開を期待していたので肩透かしを食らった感はあります。解説の方にもありましたが、余計な被害者を出したせいで当初の夫の失踪のインパクトが薄れてしまった気がします。

 作品の時代背景が戦後ということが謎を解くカギになっています。なので私の感覚では理解できない部分がいくつかありましたが、それでも十分に事件の真相には納得できると思います。

 私は刺激的なトリックを推理小説に要求するので、動機などがメインのテーマであるこの作品はストライクゾーンには入ってこなかったのですが、細かい心理描写などミステリー要素以外にも見どころが多く最後まで夢中になって読めてしまう作品であることは間違いありません!

こんな人にオススメ!

  • 推理小説でトリックよりも犯人の動機の方が気になる人
  • 心理描写がうまい作品が好きな人
  • 戦後の時代背景が好きな人?