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BlogIsHowMuch

鑑賞した作品のレビューやプログラミング系のネタをダラダラ書いていくだけのブログ

びっくり館の殺人

紹介 

 

びっくり館の殺人 (講談社文庫)

びっくり館の殺人 (講談社文庫)

 

 

あらすじ

 少年の日の思い出のなかに建つ館、それは「お屋敷町のびっくり館」。……不思議な男の子トシオとの出会い。囁かれる数々の、あやしいうわさ。風変わりな人形リリカと悪魔の子。七色のびっくり箱の秘密。そして……クリスマスの夜の密室殺人!鬼才・綾辻行人が紡ぎ出す、終わりなき悪夢の謎物語。

感想

 綾辻行人館シリーズ8作目ですが、正直館シリーズといっていいものかわかりません。人形館や暗黒館と同様に何とも外伝的な作品です。

 館シリーズの探偵役である島田が登場するにはしますが、ほとんど事件とは無関係です。館も青司の手がけた作品なので仕掛けもあるにはあるのですが...という感じ。

 今作はジュブナイル作品ということで、対象年齢は少年少女だそうです。なのでミステリー要素はそんなに多くはないです。というか館シリーズではありますがミステリー作品とは言えないと思います。どちらかといえば綾辻流のホラー作品です。

 子供向けに作ったからかわからないですが、事件発生のシーンから始まります。この展開はうれしかったです。他の館シリーズではなかなか事件が起きずに若干飽きが来てしまうので今後もこういう展開を読んでみたいです。

 今作の叙述トリックには全く気付きませんでしたが、ぶっちゃけ「そんだけ?」って感じであまりインパクトはなかったです。つくづくミステリー要素を求める方には向かない作品かなと。

 今までにはなかった挿絵も今作では取り入れられています。この絵が結構怖くてビクッ!ってなりました笑。オチまで読んでから本の最初に入っているカラーの絵をよくよく観察してみると伏線が張られていたことに気づくと思います。ぶっちゃけその伏線自体が今作一番の魅力だった気がします笑。まさかこんなところに伏線が仕組まれていたとは!!

 いつもの綾辻作品のことではありますが、どうも散らかすだけ散らかして回収していない部分が目立ちます。例えば強盗や、古屋敷美音の行方等々。そういう細かいところまで綺麗に片付けてほしいとは思いますが、余韻を残すという意味では成功なのかも。

こんな人にオススメ!

  • 小学生