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鑑賞した作品のレビューやプログラミング系のネタをダラダラ書いていくだけのブログ

最後のトリック

紹介

 

最後のトリック (河出文庫)

最後のトリック (河出文庫)

 

 

あらすじ

  「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。不信感を拭えない作家に男は、これは「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものなのだと切々と訴えるのだが…ラストに驚愕必至!

引用元:

http://www.amazon.co.jp/dp/4309413188?_encoding=UTF8&isInIframe=0&n=465392&ref_=dp_proddesc_0&s=books&showDetailProductDesc=1#product-description_feature_div

感想(ネタバレあり)

 「読者が犯人」という言葉に惹かれてつい購入。

最後まで読んで感想を一言でまとめると...「いやいやいや無理あるでしょ....」って感じですね笑

 主人公が犯人、主人公以外全員犯人等様々な犯人の形がある中で、いまだに実現されていないのは「読者が犯人」という形だけらしいです。

なので「最後のトリック」というタイトルなんですね。

その最後のトリックを世に出してやろうというチャレンジ精神は素晴らしいと思うのですが、本作を読む限り読者が納得できる「読者が犯人」が実現するのはまだまだ先になるのかなって思います。

 本作で不満を感じるのはどことなく後出し感がするところです。

超能力についての描写が多く描かれているので必然的に物語の核心に関係してくるであろうことはなんとなくわかってはいたのですが、もう少し上手く香坂の超能力の存在をほのめかしてくれないと最後まで読んでも今更感がするんですよね。

香坂が超能力を持っていることをさっさと明かして、その能力とは一体何なのか!?みたいなぐらいでちょうど良かったんじゃないでしょうか。

 そして何より一番の不満は私自身が自分のことを犯人であると思えなかったところです。

確かに新聞に連載していて、それをリアルタイムで毎日読んでいたというのであればそう感じることもあったかもしれませんが、私がこの本を購入した時にはすでに本作は完結しているわけで、完結している時点で香坂は死んでいることになります。

すでに死んでいる人間の文章を読んで「お前が俺の文章読んだせいで俺死んじゃったよ~も~」なんて言われましても「は?」って話なんですよ。

 そんなこんなで納得できない作品だったかなと思います。

この作品に触発されてより完成度の高い「最後のトリック」が世に出てくることを願います。

 

こんな人にオススメ!

  • ミステリーファン
  • どんでん返しが好きな人
  • 新しいトリックに触れたい人